此度、本学校法人としては新しい職位である、総長という名誉な職位に就かせていただき身の締まる思いであります。思えば2011年3月11日に起きた東日本大震災の際、本法人の幹事をなさっておられた若松謙維(参議院議員)先生と、東北6県を巡ったのがご縁で、本法人と知り合い、客員教授から専任教授となり、その後、副学長・学長と本法人での東日本国際大学に約10年間携わってまいりました。
学長になってからは、本学が東北地域のナンバーワンになるべく大学改革を進めてまいりましたが今後は四年制大学のみならず、幼稚園、中・高等学校、短大をも包括してみていかねばなりません。折しも2023年には本法人創立120周年がやってまいります。そのための委員会は2020年に立ち上げましたが、不幸にもコロナ禍により2年間動けず出遅れていますが、目標は2033年の創立130周年までの10年間に何をやるかを考えることにすれば、なんとか、卒業生や在校生、教職員、その他、OB、OGの方々に納得していただける事をすることができると思うのです。とは申しましても周年事業にはかなり大きな資金が必要です。ですから組織の中の募金委員会は重要な役割をもちます。その目的を達成する一歩は校友会整備と留学生ネットワークの作り上げが一番重要です。
それと、いわき市を基盤としている企業の後援が大切です。そのためのプロジェクトチームを作り、いわき市にもお手伝いをしていただこうと考えています。120周年記念事業につきましては、今後の進展を随時お知らせするとして、今はどのような活動をするかをご報告しますので楽しみにしていてください。
学校法人昌平黌 総長
吉村作治